うつ病の原因

うつ病はしばしば、心の風邪などと言われしばらく休んでいれば治る病気と思われたり、本人の甘えにによって発症してしまうと思われがちです。しかし、実際に脳や様々な器官の機能低下によって発症することもあります。様々な説がありますが、有力とされている説をチェックして、予防、改善を図りましょう。精神的な部分に大きな影響を与える神経伝達物質が不足してうつ病が発生するという説もあります。神経伝達物質は三種類あります。ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンです。ノルアドレナリンやドーパミンは気分が高揚したり楽しい気持ちになったりする際に分泌されています。セロトニンは多幸感や達成感、充実感を脳に与える物質です。この3つを総称してモノアミンと呼ばれています。このモノアミンが減少すると気分が塞ぎこんでしまい、うつ病を引き起こしてしまうのです。血圧を下げる効果のあるレセルピンという薬を服用すると、このモノアミンが減少します。レセルピンを服用した患者がうつ病を発症したことから因果関係が疑われました。近年はモノアミンを増加させる三環系抗うつ薬なども登場しているので、チェックしましょう。モノアミンの現象だけではうつ病の発症が説明しきれないという点があり、新たに提唱されたのが受容体仮説です。モノアミンをキャッチする受容体という部分があります。受容体の数が減少すると、モノアミンが多くてもキャッチする事が出来ません。モノアミンだけでなく受容体を増やすこともうつ病改善に必要なことですのでチェックしておきましょう。それだけでなく、ホルモンの変化なども原因の一つと言われています。中高年の女性が多くうつ病を発症していることから、ホルモンの関係性が提唱されました。このように、うつ病の原因と考えられている事は様々ありどれも仮説の域を出ていないという段階です。様々ある説を踏まえた上で治療に取り組んでいくことが必要なので、しっかり諸説をチェックして治療に役立てましょう。